「文明と戦争」を読んで その二
進化論的観点から戦闘という危険の伴う行為から、どのような報酬が得られるのか。フロイトは人間の基本的な衝動はすべて性的欲求に基づくとし、アルフレッド・アドラーは主に他者に優越しようとする欲求であるとした。しかし実際のすべての現場から得られた発見では、狩猟採集民を含む原始的な共同体において戦闘が起こる理由と類型はきわめて酷似しているという。
- 作者: アザー・ガット,石津朋之/永末聡/山本文史監訳,歴史と戦争研究会訳
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/08/09
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
「文明と戦争」を読んで その一
戦争とは何なのかという素朴な疑問に対して、当ブログは何度も触れてきた。その疑問に正しく答えることはこの世にある難題の一つであろうが、このアザー・ガットの「文明と戦争」はその難題の助けとなるはずだ。
- 作者: アザー・ガット,石津朋之/永末聡/山本文史監訳,歴史と戦争研究会訳
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/08/09
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (11件) を見る