「日本の歴史をよみなおす」を読んで その弐
「日本の歴史をよみなおす」を読んで その壱
著者、網野善彦氏の『日本の歴史をよみなおす』は、日本の歴史的風習を知る上でたいへん示唆に富む史料であると言える。今回はその内容の全てを取り上げることは煩に耐えないので、少々不丁寧であるが気になった箇所を箇条書きにまとめてみたい。
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意識の超問題に悩む その弐
意識の超問題に悩む その壱
自分とは一体何なのか。そんな疑問は中学生までに卒業しておくものであろう。そんな疑問を抱えたまま大人になってまだ引き摺っているとすれば、余程の閑人か空想人ぐらいであろう。現代人は忙しいのだ。生活とは直接交渉のないことにいちいち拘ってなどいられないはずである。それでも筆者がこの問題に引っかかって未だに抜け出せないのはどうしたことか。
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