王様の耳は驢馬の耳

週一の更新で受け売りを書き散らしております。

別れのご挨拶

こちらへ毎週来てくださっている読者の皆さん、こんにちは。ブログ主です。今回はいつもの堅苦しい文体など横に置いて、お別れを述べさせてください。

このブログを初めて二年になりまして、自分の読んだ本を備忘録的に書いてきたわけですが、自分が読んだものを他人と共有したいという衝動に駆られ始めたのが最初でした。その気持も続けていくうちに満たされたのか、最近ではある種の義務感と、文を書く練習と、内容の確認と再発見のために続けておりました。

そのためでしょうか、わたしも少々疲れを感じるようになりまして、ここで区切りにしたいとおもい至りました。このブログ自体を閉鎖するつもりはないので残してはおきますが、ここで書くことはもうないでしょう。とはいえ、また書きたくなったら書くかもしれませんが、それは多分別の場所でになるとおもいますし、もっと気楽にやりたいともおもっています。

ここへ週に一回という少ない更新のためにわざわざ来てくれた方々、ありがとうございました。アクセス数を白状すれば、週に百人もの人が足を運んでくれました。ここまで伸びたのはわたしにとって驚きでした。最初の半年は一人か多くて三人ていどで、だれも来ない日も多く、その後もほとんど増えず、週に二十人もくれば多い方でした。それでもアクセス数を稼ぐ気もなかったので気にせず続けているうちにいつの間にかこんなにまで増えていたのです。

人気ブロガーには嗤われてしまうようなアクセス数でしょうが、自分の記事が多くの人の関心を引くものではないことくらい自覚していましたし、事実わたしの読む本は世間では人気があるものばかりではない。むしろ敬遠されるような本が多かったとおもいます。

だからアクセスが少なかろうとそれは当然でしょうし気にも留めなかったのですが、このアクセス数は本当に意外で嬉しい反面、こんな解釈で合ってるのか?勘違いしてないか?など、たくさんの方に間違ったものを読ませてしまっているかもしれない恐怖に怯えてもおりました。いや、きっとどこかで間違っているでしょう。しかしそれは実際に興味を持たれたご本人が著書を読まれれば解決することでしょうし、間違っていれば指摘もされるだろうと半ば開き直って書いていた次第です。

ともあれ、これからはもうすこし気楽に学んで問うて、もっと自分の知性を磨いていきたいと考えております。先哲らの知能や知性には足元にも及ばないかもしれませんが、せめてくるぶし辺りまで迫れるように努力したいのです。ではまたどこかでお会いしましょう。二年間お付き合いいただき、ありがとうございました。