「空気の研究」を読んで その弐
概略に関しては前回触れた。氏特有の観点からの日本における「空気」の仕組みの分析には一読の価値はあろうし、現在でも通じる問題提起であろうが、筆者個人としてはここまで高い評価を受けるほどの内容だろうかと疑問におもう。
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「人体600万年史」を読んで その壱
人類と類人猿の祖先は、およそ600万年前に分かれたという。学者によっては100万から200万年ほど前後するが、だいたいその辺りだろうというのが大方の意見のようだ。
その進化の過程において、人間の身体の健康と病はどのように変化し、農業や産業、そして医学が人間にどのように影響を及ぼしてきたのかの概略を本書では扱っていて、なかなか興味深く、勉強になる。
以下は筆者が特におもしろいと感じた部分をざっと取り挙げてみたい。
続きを読む「大衆の反逆」を読んで その参
前回、前々回に続き今回も「大衆の反逆」のなかの第二部の「世界を支配しているのは誰か?」を扱おうと思う。
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