王様の耳は驢馬の耳

週一の更新で受け売りを書き散らしております。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「人体600万年史」を読んで その弐

人体の歴史を学ぶことは、人間という存在を正しく理解する一助になる。生き物である以上、その種の行動様式になんらかの規範が認められるだろう。それに則った生き方が、自然であり自由である。 だから原始的生活に戻ろう、などというのは極論であることはい…

「人体600万年史」を読んで その壱

人類と類人猿の祖先は、およそ600万年前に分かれたという。学者によっては100万から200万年ほど前後するが、だいたいその辺りだろうというのが大方の意見のようだ。 その進化の過程において、人間の身体の健康と病はどのように変化し、農業や産業、そして医…

「大衆の反逆」を読んで その参

前回、前々回に続き今回も「大衆の反逆」のなかの第二部の「世界を支配しているのは誰か?」を扱おうと思う。

投票率と政治への無関心について

投票率の高い低いはどこで決まるのか。昭和22年からの総務省発表の国政選挙における投票率の推移を見ると、最高が昭和33年の76.99%で、最低が平成26年の52.66%である。投票率100%が理想であろうが、そんなことにはならないだろうし、そうなったらなったで…

「大衆の反逆」を読んで その弐

今回も「大衆の反逆」を取り挙げたい。前回は現代の各所に見られる「野蛮」に言及して終わった。大衆の野蛮はとどまるところを知らず、飽くことを知らない。今回は多少重複するがもう少し詳しく、そして、その他にも触れてみたい。 大衆の反逆 (ちくま学芸文…