王様の耳は驢馬の耳

週一の更新で受け売りを書き散らしております。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「倫理学」を読んで その九

今回は経済に関して和辻の考察を見ていきたい。

「倫理学」を読んで その八

男女関係が性的衝動のみから出発するのではなく、直接的に愛において人格的に関わり合うことを意味するというところまで見た。今回はその続きである。

「倫理学」を読んで その七

前回は罪責と良心の問題を見てきた。今回は男女関係について見ていきたい。

「倫理学」を読んで その六

前回、人は「信頼に応え真実を起こらしめることが善であり、この善を起こらしめないことが悪である」という命題に至ったところまで考察を進めてきた。

「倫理学」を読んで その五

引き続き和辻哲郎の「倫理学」を取りあげる。 前回は信頼の根拠は人間存在の理法であり、信頼も人間関係も同時にこの理法の上に立つこと。そして人間存在の真相は二重の否定的構造においてのみ現されるもので、それが停滞すれば真実は起こらず虚偽が生じるこ…